そう、昨日夕方、いわゆるスコールってやつなのか、激しい夕立があった。どっーーーーーって。ちょうどレストランのオープンテラスの屋根のあるところに居たからよかったが、屋根のないとこの人はびしょぬれだった。次第に空は暗くなったが、ひしめく車の灯りで地面はまばゆいほどだった。おそろしいほどの人が、どこかに向かっていて、またどこからかやってきていた。皆それぞれ家があって、そこに帰るんだろう。どんな暮らしをして金を稼いでるかはそれぞれだろうが、ひとまずはどうにかやっていってるんだろう。
帰りはUP(University of the Philippines)行きのジープ乗り場が混んでいたので他の道で帰ろうということになった。よくある七人乗りくらいのワゴン車の内装が少し改造してあって十人乗りくらいになっている(仮にジープ改と呼ぶ)。僕はトランク部分から乗り込んだ。とにかく人が次々にわしわしと乗り込んでくる。だいたい行き場所が車体に描いてあるんだけど、みんな適当なところで降ろしてもらってる。僕らも適当なとこで降ろしてもらって、今度はトライシクルに乗り換える。これがまた半端ない。図を参照してほしいけど、普通の単車にサイドカーをどうにか取り付けたやつ。に、これまた人を押し込んで出発する。狭いサイドカーの中におれと見知らぬ人二人の合わせて三人が、イスはあるにはあるのだが体育座りみたいな姿勢で凸凹の道をゆられてく。なんだか異様な空間だった。たまに低い天井にガンと頭をぶつける。
夜で暗いし、どこをどう通ったんだか分からないうちに家のそばに到着していた。
料金は片道日本円で三十円くらい。これを人づてに運転手まで渡してもらう、おつりも人づて。
こういったジープやらトライシクルやらタクシーやらバスやらあふれんばかりに走っていて。道路はいつもパンク気味。大通りになると五車線くらいあり、パーパーぶーぶーっぴーぴークラクションの音がむっちゃうるさいし、もくもく排気ガスが出て空気もにごってる。車線があるといってもあってないようなもんで、隙間という隙間に車がどんどんはいりこんでくる。迷路の中を縫うように車がそれぞれ走ってる。そりゃクラクション鳴らさなきゃやってらんない。周りの車にゆずらさせなきゃ事故になるもの。さらにその間を単車や、物売りの人が通って行く。そんな一見の混沌でも波は意外とスムーズに行くべき方向に流れていく。まだ事故は見てない。不思議なんだけど、そんなもんか、と納得できた。
ただ、俺はそこでは運転できないと思った。いやひょっとしたら完全に秩序立った日本での運転に慣れただれもができないんじゃないか。日本にいることで俺は能力を一つ失ったんじゃないかと思った。
1 件のコメント:
と思ったらジープについて、こっちでけっこう書いてるね。ふーん。デジカメとかないの?
VISUALでぼくに訴えかけてほしいな。
そういえば、夏合宿がこっちではけっこう進んでます。上級生プレゼンは麻疹の猛威で延期になったけど、ぼくはとりあえず嶺隊のサブリーダーに内定しました。他の奴らがどうなってるか知らないけど、ぼくはとりあえずエアリアを見たり、ランニングしたりして戦に備えているのでござる。そういえば、きょうは六大学野球で我が早稲田大学が優勝したのを祝ってパレードがありました。そういう模様はYOU TUBEとかで見られるかもしれませんし、見られないかもしれません。ちなみにぼくは今日、ARTISTICな課題に一日中没頭していました。それで今もそれをやってます。そしたらフィリピンからメールが来た次第です。出来たらメールで表紙だけでも送ろうかな。YES,WE ARE UNCO.
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